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    <title>スタッフブログ</title>
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    <updated>2019-06-25T22:39:08Z</updated>
    
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    <title>「児童図書・優良図書展示会」@宮崎県立図書館（前編）</title>
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    <published>2019-06-23T13:24:27Z</published>
    <updated>2019-06-25T22:39:08Z</updated>

    <summary>こんにちは。スタッフ押川であります。 先週の話題で誠に恐縮なのですが・・・6月1...</summary>
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        <![CDATA[<p>こんにちは。スタッフ押川であります。</p>

<p>先週の話題で誠に恐縮なのですが・・・6月17日と18日の２日間にわたり、宮崎県立図書館にて「児童図書・優良図書展示会」（宮崎県公共図書館連絡協議会・宮崎県書店商業組合・宮崎県教科図書販売が主催）が開催されました。学校図書館や公共図書館の皆さまを対象に、児童やヤングアダルト向けを中心にした新刊書やロングセラー、約12000冊を一堂に集めた展示会です。</p>

<p><a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/item/5C9CEEEC-DDC8-4052-90DF-0D0C283D3438.jpeg"><img alt="5C9CEEEC-DDC8-4052-90DF-0D0C283D3438.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/assets_c/2019/06/5C9CEEEC-DDC8-4052-90DF-0D0C283D3438-thumb-400xauto-182.jpeg" width="400" height="299" class="mt-image-none" style="" /></a></p>

<p>会期中は多くの図書館より、先生や司書の皆さまにご来場いただきました。ご多忙の中、足をお運びくださった皆さま、そして運営に多大なるご協力をいただいた宮崎県立図書館の皆さまに、あらためて心より御礼申し上げます。</p>

<p>当日は、出版取次会社（出版物の問屋さん、といったところです）や、児童書を出している出版社、そして地元の主要書店から担当者が集まり、運営にあたりました（弊社からは不肖わたくしが参加）。<br />
会場の設営や本の搬入、撤収は重労働ではありましたが、平均年齢の高い（少なくとも40よりは上、と思われる）メンバーが老体にムチ打ちながらも（笑）見事なチームワークを発揮。おかげで思いのほかスムーズに進めることができ、達成感はひときわでした。撤収を終えて帰宅し、ひとっ風呂浴びて飲んだビールがひときわ美味しかったのは申し上げるまでもございません（おつまみは串カツでした）。</p>

<p><a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/item/479794D3-2DC4-4328-B1E7-786E98D5A7AB.jpeg"><img alt="479794D3-2DC4-4328-B1E7-786E98D5A7AB.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/assets_c/2019/06/479794D3-2DC4-4328-B1E7-786E98D5A7AB-thumb-400x533-184.jpeg" width="400" height="533" class="mt-image-none" style="" /></a></p>

<p>そんなことはさておき。その展示会の期間中には、元浦安市立中央図書館司書の伊藤明美先生をお招きして、「選書を含む児童サービスについて」というテーマで研修会も開かれました。<br />
伊藤先生は1982年より33年間にわたり司書として勤務。現在も小学校や保育園での選書や読み聞かせをはじめ、大学や講座の講師、絵本や子どもに関する執筆活動など、さまざまなかたちで児童書の普及に尽力しておられます。<br />
わたしも、17日の午後に行われた研修会を会場の後ろで聴講させていただきました。伊藤先生のお話はとにかく面白く、教えられるところも山ほどあって、聞いているとついつい、メモをとらずにはいられませんでした。<br />
とりわけ気持ちに響いたのは、次のお言葉でした。</p>

<p>「（図書館司書は）本の世界の楽しさを手渡すのが仕事」</p>

<p>伊藤先生のお話は、あくまで図書館の皆さまを対象にしたものではありましたが、本屋の人間であるわたしにとっても、ハッとさせられるものがありました。<br />
「本の世界の楽しさを手渡す」仕事という意味では、図書館の皆さまも、わたしたち本屋の人間も、目指すところはまったく同じ。これからもお互いに手を取り合いながら、地元の読書環境を良くしていかなければ・・・。伊藤先生のお話は、本に関わる仕事の原点を再認識させてくれました。</p>

<p>ちなみに、福音館書店から1999年に出版された、子ども向けの職業紹介絵本『ただいまお仕事中』（おちとよこ文、秋山とも子絵、1500円＋税）の「図書館司書」のページには、現役の司書だった頃の伊藤先生を描いたイラストとともに、司書のお仕事についてのインタビューが載っております。ぜひ覗いてみてくださいませ。</p>

<p><a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/item/08FD6158-2869-4471-9992-6B6A446C6369.jpeg"><img alt="08FD6158-2869-4471-9992-6B6A446C6369.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/assets_c/2019/06/08FD6158-2869-4471-9992-6B6A446C6369-thumb-400x534-178.jpeg" width="400" height="534" class="mt-image-none" style="" /></a></p>

<p>さて、展示会ではいろいろと面白そうな本を見つけることができましたので、そのいくつかをぜひともご紹介したいのですが・・・そうするとさらに長い記事になってしまいますので、それはまた次回に。</p>]]>
        
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    <title>向田邦子さんの名エッセイを、２大人気作家が絵本化した『字のないはがき』</title>
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    <published>2019-06-23T07:33:31Z</published>
    <updated>2019-06-23T07:37:31Z</updated>

    <summary>こんにちは。スタッフ押川であります。 テレビドラマの脚本、エッセイ、小説の各分野...</summary>
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        <name>岩切書店</name>
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    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/">
        <![CDATA[<p>こんにちは。スタッフ押川であります。</p>

<p>テレビドラマの脚本、エッセイ、小説の各分野で優れた作品を送り続けた向田邦子さん。不慮の航空機事故により、まだ51歳という若さで世を去って40年近くになりますが、いまもその作品は多くの人に愛され続けています。<br />
その向田さんの作品でも、とりわけ多くの人から愛されているのが、エッセイ集『眠る盃』（講談社文庫、640円＋税）に収められている「字のない葉書」。国語の教科書にも取り上げられているこの名エッセイをもとに、角田光代さんが文を、西加奈子さんが絵を手がけ、小さな子どもたちにも読みやすいかたちで絵本化したのが『字のないはがき』（小学館、本体1500円＋税）です。</p>

<p><a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/item/24FDE49C-6351-4DA2-963F-E3EB6B7F17BA.jpeg"><img alt="24FDE49C-6351-4DA2-963F-E3EB6B7F17BA.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/assets_c/2019/06/24FDE49C-6351-4DA2-963F-E3EB6B7F17BA-thumb-400x534-172.jpeg" width="400" height="534" class="mt-image-none" style="" /></a></p>

<p>戦争が激しくなり、家族と離れて疎開することになった幼い妹。まだ字が書けなかった彼女に、お父さんはたくさんのはがきを渡して、元気な日には丸を書いて毎日ポストに入れるように言いつけ、送り出します。疎開へ行く日、妹はまるで遠足にでも行くように、嬉しそうに出発していったのですが・・・。</p>

<p>余計なものを排し、対象をクローズアップして描いた西さんの絵は、シンプルだけどとても豊かな味わいがあって、見る者の気持ちに響いてきます。小説家として高い人気を集めている西さんが、これほど味わいのある絵をお描きになるとは、と驚きでした（西さんは自著の装丁や挿画も手がけておられるということも、実はつい最近になって知りました。お恥ずかしい・・・）。<br />
大の向田邦子ファンという角田さんも、向田さんの作品世界が子どもたちにも伝わるかたちで、うまくアレンジしているように思いました。向田さんのエッセイでもおなじみの、いつもは厳格で怖いお父さんが見せる家族愛が、深い感動を誘います。</p>

<p>2人の人気作家の手でよみがえった、家族の絆の物語。ぜひとも子どもたちにも読み継がれてほしい一冊です。</p>]]>
        
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    <title>お酒もごはんも進む、超オススメの小鍋料理「豆腐とじゃこの海苔鍋」</title>
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    <published>2019-06-10T13:13:40Z</published>
    <updated>2019-06-10T13:16:03Z</updated>

    <summary>こんにちは。スタッフ押川であります。今回は気楽な話題をひとつ。 以前買っていた小...</summary>
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        <name>岩切書店</name>
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        <![CDATA[<p>こんにちは。スタッフ押川であります。今回は気楽な話題をひとつ。<br />
以前買っていた小鍋料理の本に、ちょっと気になっていた一品がありましたので、試しに作ってみることにいたしました。刻んだ長ネギとちりめんじゃこ、そして細かくちぎった海苔で豆腐を煮込んだ「豆腐とじゃこの海苔鍋」であります。</p>

<p><a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/item/018067D9-5046-4C63-AAA5-C520D6962336.jpeg"><img alt="018067D9-5046-4C63-AAA5-C520D6962336.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/assets_c/2019/06/018067D9-5046-4C63-AAA5-C520D6962336-thumb-400x534-168.jpeg" width="400" height="534" class="mt-image-none" style="" /></a></p>

<p>調理に使ったのが土鍋でなくスキレットというのが、いささか風情を欠くのですが（笑）、じゃこと海苔が醸し出す磯の香りに、仕上げに加えたコショウとごま油がいい風味を加えていて、焼酎がグイグイ進んで進んで。そして、豆腐を食べて残った汁をごはんにかけて食べると、これまたごはんが美味しくて美味しくって。見た目は地味な料理ではありますが、大満足でございました。</p>

<p>ちなみに、この料理のレシピと作り方が載っているのは『まいにち小鍋  毎日おいしい10分レシピ』（小田真規子著、ダイヤモンド社、1100円＋税）という本であります。</p>

<p><a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/item/EAEA6E9F-803B-4925-8A08-97A55AF1291F.jpeg"><img alt="EAEA6E9F-803B-4925-8A08-97A55AF1291F.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/assets_c/2019/06/EAEA6E9F-803B-4925-8A08-97A55AF1291F-thumb-400x534-170.jpeg" width="400" height="534" class="mt-image-none" style="" /></a></p>

<p>「豆腐とじゃこの海苔鍋」のほかに、「塩鮭の石狩鍋」「きのこと豆腐のアヒージョ」「中華風にんにくすき焼き」「トムヤムクン風鍋」などなど、手頃な材料で手早く作れて、お酒のお供としても美味しく、ヘルシーな小鍋料理のレシピ、全50品が紹介されています。調味料や食材の活用法や調理法、余った食材で作れるおつまみの紹介といったコラムも充実していて、コンパクトながらも大いに使える一冊であります。<br />
皆さまもこの本を片手に、いろいろな小鍋料理を楽しんでみてはいかがでしょうか。・・・そうそう、「豆腐とじゃこの海苔鍋」もぜひお試しあれ。</p>]]>
        
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    <title>「はらぺこあおむし」＆「かこさとし」Tシャツで、暑い夏を楽しく快適に！</title>
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    <published>2019-06-02T13:47:29Z</published>
    <updated>2019-06-03T00:17:39Z</updated>

    <summary>こんにちは。スタッフ押川であります。いきなりなのですが、こちらの画像をご覧くださ...</summary>
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        <name>岩切書店</name>
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        <![CDATA[<p>こんにちは。スタッフ押川であります。いきなりなのですが、こちらの画像をご覧くださいませ。</p>

<p><img alt="911BAE6B-B533-4BD7-A2CE-53EA39F735A8.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/event/item/911BAE6B-B533-4BD7-A2CE-53EA39F735A8.jpeg" width="438" height="585" class="mt-image-none" style="" /><br />
<img alt="578E4E92-1EDE-4570-9A16-0C1D63F13B57.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/event/item/578E4E92-1EDE-4570-9A16-0C1D63F13B57.jpeg" width="438" height="585" class="mt-image-none" style="" /></p>

<p>「・・・え？なんでTシャツの画像を？」と思われた方も多いことでしょうが、実はこれも、当店で扱っている商品なのであります。<br />
モチーフになっているのは、ロングセラーとなっているお馴染みの絵本『はらぺこあおむし』（エリック・カール作、偕成社）。グレーの布地に白い線で絵が入っていて、ちょっとオシャレな感じです。</p>

<p><a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/item/536D2F44-84E0-41B1-9216-541F4E6C96E9.jpeg"><img alt="536D2F44-84E0-41B1-9216-541F4E6C96E9.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/assets_c/2019/06/536D2F44-84E0-41B1-9216-541F4E6C96E9-thumb-400x534-166.jpeg" width="400" height="534" class="mt-image-none" style="" /></a><br />
<img alt="86916F6E-1CDA-4580-A4AA-6745F8E0CA53.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/event/item/86916F6E-1CDA-4580-A4AA-6745F8E0CA53.jpeg" width="438" height="585" class="mt-image-none" style="" /></p>

<p>そしてこちらは、やはりロングセラーとなっている『どろぼうがっこう』（かこさとし作、偕成社）をモチーフにしたTシャツです。こちらには、同作に登場する「くまさか とらえもん」校長がどどーんと描かれていてインパクト十分。背中側にぞろぞろと描かれている、どろぼうがっこうの生徒たちがまた、愛嬌たっぷりなのであります。</p>

<p>・・・ちなみに、モデルとなっているのは不肖わたくし、であります。せっかくのTシャツが台無しになるといけませんので、顔のほうはカットさせていただきましたが（笑）。<br />
いずれも自分で買って着ているのですが、綿100パーセントということで着心地も快適。人一倍暑がりのわたしですが、おかげで蒸し暑い日中でもすごく快適に過ごすことができております。</p>

<p>かこさとしさんの作品をあしらったTシャツには、ほかにも『からすのパンやさん』バージョンがあるほか、『はらぺこあおむし』Tシャツにはグレーのほかに白とピンクもございます。もちろん、サイズは子ども向きから大人向きまで揃っております（お値段はいずれも2500円＋税）。</p>

<p><img alt="EA7C655D-8006-4E16-9B3F-210F267F82D8.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/event/item/EA7C655D-8006-4E16-9B3F-210F267F82D8.jpeg" width="585" height="438" class="mt-image-none" style="" /></p>

<p>今年の夏もまた、蒸し暑くなりそうです。「あおむし」＆「かこさとし」Tシャツで、快適で楽しい夏をお過ごしになっていただけたら、と思います。</p>]]>
        
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    <title>気持ちが疲れたときにおススメしたい、ヨシタケシンスケさんのスケッチ＋エッセイ集『思わず考えちゃう』</title>
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    <published>2019-05-21T14:04:08Z</published>
    <updated>2019-05-21T14:45:13Z</updated>

    <summary>こんにちは。スタッフ押川であります。 いま一番イキのいい絵本作家といえば、なんと...</summary>
    <author>
        <name>岩切書店</name>
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        <![CDATA[<p>こんにちは。スタッフ押川であります。</p>

<p>いま一番イキのいい絵本作家といえば、なんといってもヨシタケシンスケさんでございましょう。新しく発表される作品はいずれもベストセラーとなる超売れっ子にして、絵本デビュー作『りんごかもしれない』以来、さまざまな賞を受賞して高い評価を得ている実力派でもあります。わたしも、ヨシタケさんの新作が出るたびに購入しては、ニンマリしながら楽しんでおります。<br />
そのヨシタケさんの近刊『思わず考えちゃう』（新潮社、本体1000円＋税）は、日常のふとした時に「思わず考えちゃった」ことを描いたスケッチを集め、そこに込めた思いを語っていくというエッセイ集です。</p>

<p><a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/item/426B11C8-2549-4B60-AE96-B4A65F3E380F.jpeg"><img alt="426B11C8-2549-4B60-AE96-B4A65F3E380F.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/assets_c/2019/05/426B11C8-2549-4B60-AE96-B4A65F3E380F-thumb-400x534-158.jpeg" width="400" height="534" class="mt-image-none" style="" /></a></p>

<p>たとえば、「ききうでのツメは切りにくい」というお話。ききうで（ちなみにヨシタケさんは左利き）のツメは、ききうでではない方の手で切らなければならないので、ききうでのツメは上手には切れない・・・ということに気づき、「近すぎるから、出来ないこと」がたくさんあるという話に繋げていきます。ちょっとしたことではあるのですが、わたしにはなんだか、妙に頷けるものがございました。確かに、近すぎるがゆえにうまく出来ない、思うようにいかないコトって、いっぱいあるんだよねえ・・・（思わず天を仰ぐ）。<br />
また、ストローを入れる紙袋を小さく折りたたまずにはいられないヨシタケさんとは対照的に、妻君はくしゃくしゃの状態でそのままにしている・・・というところから、最も自分にとって遠い物が、世界の裏側まで行かなくても身近なあちこちに転がっている、ということを考えたりします。これにもまた「なるほどなあ」と思わされました。</p>

<p>子育てをする中で遭遇したひとコマを切り取ったスケッチにも、微笑ましくなるようなものがいろいろとあります。<br />
とりわけお気に入りなのが、せっかく買ってもらったぬいぐるみを、何かの下敷きにしたまま別の遊びに興じる息子くんを見たヨシタケさんが、「プンちゃん（ぬいぐるみの名前）はさまっちゃってるよ？」と言うと、息子くんが、<br />
「だいじょうぶ。プンちゃんいたいのだいすきだから」<br />
と答えたというお話。まだ幼い身空で、ぬいぐるみに「いたいのだいすき」（！）という設定を与えるというオトナ顔負けの発想には、もうただただ脱毛・・・もとい、脱帽するばかりであります。</p>

<p>微笑ましいスケッチもある一方で、本書にはけっこう、まじめで深い考察も込められております。<br />
「もし、そうなったら、そういうものをつくればいいだけだよ」という言葉を添えた、子どもを抱きかかえた親のイラスト。それは、「日々恐れていてもしょうがないよねって、ごくごく当たり前のことを自分に言い聞かすために描いた一枚」だといいます。<br />
誰にでもある、明日の変化に対する恐れ。それを受け入れるためには、その時できることをやり、それに合わせたものをつくればいい・・・。シンプルだけど、人間への信頼にあふれた考え方に、しみじみと感銘を受けました。</p>

<p>微笑ましさと、「なるほど！」と思わられる発見、そして生きることをラクにさせてくれるメッセージが詰まった『思わず考えちゃう』。気持ちが疲れたときに、ぜひとも読んでいただきたい一冊であります。</p>]]>
        
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    <title>祝50年！絵本雑誌『かがくのとも』の魅力を凝縮した『かがくのとものもと』</title>
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    <published>2019-05-16T22:56:45Z</published>
    <updated>2019-05-17T21:43:13Z</updated>

    <summary>こんにちは。スタッフ押川であります。もうずいぶん長いこと、このスタッフブログの更...</summary>
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        <name>岩切書店</name>
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        <category term="絵本" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/">
        <![CDATA[<p>こんにちは。スタッフ押川であります。もうずいぶん長いこと、このスタッフブログの更新を怠っておりまして、まことに恐縮なことであります。<br />
わが社の使っているシステムがなんだか使いにくくってついつい更新が疎かに・・・って、ここでのっけからグチっていても仕方ありませんね（笑）。とにかく、これからまた気持ちを入れ替えて、いろいろな情報をマメに発信していきたいと思っております。あらためて、どうぞよろしくお願い申し上げます。</p>

<p>さてさて。福音館書店が出している絵本雑誌のひとつに『かがくのとも』があります。さまざまな分野の科学が見せてくれるオドロキを、小さな子どもたちにもわかりやすく、そして楽しく伝えている科学絵本雑誌であります。<br />
その『かがくのとも』が、創刊から50年という節目を迎えたのを記念して、50年の歴史を集大成した一冊『かがくのとものもと』（本体価格2500円＋税）が刊行されました。これまで刊行された『かがくのとも』を代表する名作の数々が、オールカラーの図版とともに紹介されています。</p>

<p><a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/item/43CB0BE6-B07D-45AD-A309-898DCCE0997C.jpeg"><img alt="43CB0BE6-B07D-45AD-A309-898DCCE0997C.jpeg" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/assets_c/2019/05/43CB0BE6-B07D-45AD-A309-898DCCE0997C-thumb-400x534-152.jpeg" width="400" height="534" class="mt-image-none" style="" /></a></p>

<p>動物たちの「うんち」から見た生物の物質代謝のしくみ。子どもたちが生活の中で感じる「気持ち」のこと。パズルのような絵でわかる、数や形の不思議。アリの視点から見るオドロキの世界。おばあちゃんの干し柿から見えてくる、太陽の大きな力。工作や実験、遊びを通して知る科学の面白さ・・・などなど。『かがくのとも』が、いかに多様な切り口で科学のオドロキと面白さを伝えてきたのかがよくわかり、大人の好奇心も大いに刺激してくれます。<br />
巻末には、創刊号から2019年3月号までの全600冊（プラス増刊号1冊）が、表紙写真と簡単な内容紹介とともにズラリと勢揃いしておりますので、資料としても大いに重宝しそうであります。</p>

<p>これまで『かがくのとも』を支えてきた主力作家さんによる「折込の言葉」も、いくつか再録されています。その中のお一人で、昨年逝去された加古里子さんは、こうおっしゃっています。</p>

<p>「科学絵本や科学読物の存在意義は、私たちが真に幸福で豊かな生活を守るためには、まだまだかしこさが不足で、それには学校や家庭や社会から学び教えられることと共に、子ども自身が本を通じて自主的にかしこく育って欲しいとの立場にほかなりません」</p>

<p>そうなんですよね。小さい頃から科学に親しんでおくことは、これからもずっと、幸福で豊かな生活を送るためにも大切ですよね。『かがくのとものもと』は、子どもとともに科学のオドロキと楽しさに触れることの大切さを再認識させてくれます。</p>]]>
        
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    <title>第12回保育環境講座資料</title>
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    <id>tag:www.iwakiri-shoten.com,2018:/blog//10.100</id>

    <published>2018-09-10T01:30:09Z</published>
    <updated>2018-09-10T01:33:01Z</updated>

    <summary>9/9に開催いたしました、第12回保育環境講座にて吉本和子先生が使用された資料を...</summary>
    <author>
        <name>岩切書店</name>
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        <category term="保育環境" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/">
        <![CDATA[<p>9/9に開催いたしました、第12回保育環境講座にて吉本和子先生が使用された資料を、吉本先生了承のもとに公開いたします。園内での研修以外では使用しないでください。</p>
<p>　ご参加の先生方、ありがとうございました！</p>
<p></p>
<p>・<a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/docs/20180910102512.pdf">乳児の遊び（新）.pdf</a></p>
<p>・<a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/docs/20180910102732.pdf">乳児研修.pdf</a></p>]]>
        
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    <title>震災から７年・・・これからも末永く、多くの方につないでいきたい傑作『紙つなげ！』</title>
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    <published>2018-03-05T14:29:30Z</published>
    <updated>2018-03-05T14:33:41Z</updated>

    <summary>こんにちは。スタッフ押川であります。 この本のことを、また多くの方に伝えたくなる...</summary>
    <author>
        <name>岩切書店</name>
        <uri>http://www.iwakiri-shoten.com/</uri>
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        <category term="スタッフ一押し本のご紹介" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/">
        <![CDATA[<p>こんにちは。スタッフ押川であります。</p>

<p>この本のことを、また多くの方に伝えたくなる時期がやってまいりました。ノンフィクション作家・佐々涼子さんの『紙つなげ！ 彼らが本の紙を造っている 再生・日本製紙石巻工場』（早川書房）。<br />
７年前の東日本大震災による大津波により壊滅的な被害を受けた、宮城県石巻市の日本製紙石巻工場が、震災から半年後に奇跡の復活を果たすまでを綴った傑作ノンフィクションです。</p>

<p><img alt="" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/slproImage/slooProImg_20180305232926.jpg" width="500" height="375" class="slooProImg" /></p>

<p>長きにわたり、日本の出版を紙の生産によって支えてきた石巻工場。しかし、あの日の巨大津波により甚大な被害を受け、工場は閉鎖されるのではないか、と思う従業員もいたほどの絶望的な状況でした。しかし当時の工場長は、震災からまだ半年も経っていない段階、それも電気や水道などのインフラの復旧もままならない中で、工場復旧の期限を「半年」に区切る、と宣言します。<br />
当の工場長も含めた誰もが不可能だと感じるような、途方もない目標。しかし、現場の人びとは一丸となって工場の復旧に邁進していきます。地元石巻の復興への願いと、日本の出版を支え続ける出版用紙の生産という仕事へのこだわりと誇りを胸にしながら。<br />
そして、震災から半年後の9月14日、最初に復旧されたマシンが稼動する時を迎えたのです・・・。</p>

<p>まさに奇跡的といえる、絶望からの見事な復興へのドラマに、読みながら幾度も、目頭が熱くなるのを抑えられませんでした。工場の人びとの仕事へのこだわりと誇りが滲み出るエピソードやことばのひとつひとつも、胸を打つものがありました。<br />
とはいえ、著者の佐々さんの筆致は、ことさら煽り立てるようなことをしません。工場の人びとや石巻の人びとが語った当時の記憶を、あくまでも淡々とした記述で記録することに徹する姿勢には、大いに信頼と好感を持ちました。</p>

<p>本書の終盤に綴られた感銘深い一節を、ちょっと長いのですが引用させていただきます。</p>

<p>「本が手元にあるということはオーストラリアや南米、東北の森林から始まる長いリレーによって運ばれたからだ。製紙会社の職人が丹精をこめて紙を抄き、編集者が磨いた作品は、紙を知り尽くした印刷会社によって印刷される。そして、装幀家が意匠をほどこし、書店に並ぶのだ。手の中にある本は、顔も知らぬ誰かの意地の結晶である。<br />
読者もまたそのたすきをつないで、それぞれが手渡すべき何かを、次の誰かに手渡すことになるだろう。こうやって目に見えない形で、我々は世の中の事象とつながっていく」</p>

<p>震災から７年。当時の記憶の風化も言われるようになっていますが、本書はこれからも末永く「たすき」として手渡されて、つながっていく一冊となって欲しいと、心より願っております。<br />
ちなみに、2014年に刊行されたハードカバー版にも、そして昨年刊行された文庫版にも、日本製紙石巻工場産の紙が使われております。ぜひとも、その紙の風合いと感触を味わいながら、じっくりとお読みいただけたら、と思います。</p>

<p>Posted from スタッフ押川</p>]]>
        
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    <title>第11回保育環境講座資料</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/2018/02/11.php" />
    <id>tag:www.iwakiri-shoten.com,2018:/blog//10.94</id>

    <published>2018-02-13T23:57:37Z</published>
    <updated>2018-02-14T00:02:08Z</updated>

    <summary>第11回保育環境講座に参加いただいた方に追加の資料を吉本和子先生のご了解のもと公...</summary>
    <author>
        <name>岩切書店</name>
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    </author>
    
        <category term="保育環境" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/">
        <![CDATA[<p>第11回保育環境講座に参加いただいた方に追加の資料を吉本和子先生のご了解のもと公開いたします。</p>
<p><a href="https://iwakiri-shoten.com/blog/2016/11/9-1.php">第9回講座の資料</a>とともにご活用ください。</p>
<p>・<a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/docs/20180214085231.pdf">新任保育士のための.pdf</a></p>
<p>・<a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/docs/20180214085222.pdf">就学前チェック表.pdf</a></p>
<p>・<a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/docs/20180214085209.pdf">環境認識.pdf</a></p>
<p>・<a href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/docs/20180214085154.pdf">5歳児終了時までに育ってほしい「10の姿」.pdf</a></p>
<p></p>]]>
        
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    <title>『ひとりで えほん かいました』子どもたちが素敵な本と本屋さんに巡り会えますように・・・</title>
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    <id>tag:www.iwakiri-shoten.com,2017:/blog//10.91</id>

    <published>2017-12-24T13:11:01Z</published>
    <updated>2017-12-24T13:11:01Z</updated>

    <summary>こんにちは。スタッフ押川であります。 お誕生日に、手作りの「ひとりで おかいもの...</summary>
    <author>
        <name>岩切書店</name>
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        <category term="絵本" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/">
        <![CDATA[<p>こんにちは。スタッフ押川であります。</p>

<p>お誕生日に、手作りの「ひとりで おかいもの けん」をプレゼントしてもらったかおりちゃんは、それを持ってはじめて一人で絵本を買おうと本屋さんに行きます。<br />
店内で迷子になっていた近所の男の子を助け、その子のお母さんを見つけ出したかおりちゃんでしたが、急におしっこがしたくなったり、今度は自分が迷子になってしまったり。かおりちゃんは無事に、お気に入りの絵本を見つけ出して買うことができるのでしょうか・・・？<br />
本書『ひとりで えほん かいました』（くすのき しげのり作、ゆーち みえこ絵、アリス館）は、一人ではじめて絵本を買おうとする女の子と、それをとりまく人たちを描いた絵本です。</p>

<p><img alt="" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/slproImage/slooProImg_20171224221059.jpg" width="500" height="667" class="slooProImg" /></p>

<p>おしっこがしたくなった主人公に気づき、トイレに連れて行ってくれる女子高生。どの絵本にしようかと迷う主人公をサポートしてくれる店員さん・・・。本屋さんの空間とそこに集う人びとは、一人ではじめて買い物にやってきた女の子を優しく包み込んでくれます。ゆーち みえこさんによる温かみのあるタッチの絵は、そんな本屋さんの店内風景を魅力的に描いています。<br />
主人公が本屋さんに並んだ本を見ながら、恐竜の背に乗ってお散歩することなどを夢想する場面も、なんだかいいなあと思いました。いろいろな本が並ぶ本屋さんの店内は、想像力を掻き立てる空間でもあるということを、あらためて思い起こさせてくれました。<br />
そうそう、本屋さんの店内を描いた場面では、ちょっと嬉しくなるような趣向も盛り込まれていますので、ご覧になるときにはどうか細部まで、しっかりとご覧いただけたら、と思います。</p>

<p>作者であるくすのき しげのりさんは、巻末の「作者のことば」で、次のように記しておられます。</p>

<p>「私は、子どもが本を読むということに、限りない希望を感じます。<br />
そして、本が好きな子に育ってほしいと願います。<br />
なによりも、私の中に、『町の本屋さん』への安心感と信頼感があるからです」</p>

<p>ネット書店の成長や、出版・書店業界の制度疲労など、さまざまな要因が絡み合う中で、いわゆる「町の本屋さん」が急速にその数を減らしている昨今。本書における本屋さんの描き方には、いくぶん理想化されたところもあるように感じられます。<br />
でも、想像力と創造力、そして夢を育む場所であり、地域の人びとが集い、交流できる場所でもある町の本屋さんの空間は、一人でやってくる子どもが安心できるのはもちろん、大人にとっても居心地のいい、地域にとって大切な「サードプレイス」であることは確かなのではないかと、わたしは思います。</p>

<p>この絵本の主人公、かおりちゃんのように、子どもたちみんなが素敵な本と本屋さんに巡り会えることを、願ってやみません。</p>

<p>Posted from スタッフ押川</p>]]>
        
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    <title>来たる戌年を楽しいものにしてくれそうな一冊『ゆる犬図鑑』</title>
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    <id>tag:www.iwakiri-shoten.com,2017:/blog//10.89</id>

    <published>2017-11-23T22:32:46Z</published>
    <updated>2017-11-23T22:32:46Z</updated>

    <summary>こんにちは。スタッフ押川であります。 お得意さまから頂いたご注文によりその本のこ...</summary>
    <author>
        <name>岩切書店</name>
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    </author>
    
        <category term="スタッフ一押し本のご紹介" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/">
        <![CDATA[<p>こんにちは。スタッフ押川であります。</p>

<p>お得意さまから頂いたご注文によりその本のことを知り、それを自分も読みたくなってついつい買ってしまう・・・そういうことがわたしにはしばしばございます。『ゆる犬図鑑』（フェネラ・スミス＆マクラウド兄弟著、梶山あゆみ訳、飛鳥新社）も、その一冊です。</p>

<p><img alt="" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/slproImage/slooProImg_20171124073216.jpg" width="500" height="667" class="slooProImg" /></p>

<p>誰もがよく知る犬種から知る人ぞ知る犬種、さらにはキツネなどの「野生の犬」まで、148種の犬たちをイラストと短文で紹介する一冊です。<br />
独特のデフォルメによる線画で描かれた一種一種のイラストが実に愛嬌たっぷりで、見ていると顔がほころんでくるような気分になってきます。</p>

<p>たとえば、おなじみダックスフント。「この犬をドアの下に置くと、すきま風が絶妙に防げる」という文章に添えられたイラストには、ドアの前で腹ばいになっている、ちょっと困り顔したダックスの姿が。また、優美な長い毛が特徴であるアフガン・ハウンドは、頭にいっぱいカーラーを巻いた姿で描かれていたり、フランスではサーカスにも出演させていたというプードルは玉投げの曲芸をしている姿だったり。どちらかといえば犬よりも猫派、というわたしではありますが、本書で描かれる犬たちの愛らしい姿には和みまくりでした。<br />
日本を代表する犬種である、秋田犬と柴犬も登場しています。正直なところ、この２種のイラストは似ているとは言いがたいのですが（笑）、それはそれで可愛らしくていい感じなのであります。</p>

<p>イラストに添えられた短い文章には、それぞれの犬種の持つ特徴が簡潔に記されるとともに、その特徴にひっかけた気の利いたジョークが織り込まれていて、これがまた読んでいてニンマリとさせられるのです。<br />
古代エジプトの墓にも彫刻として描かれているファラオ・ハウンドの紹介文には、「象形文字がすらすら読める特技を活かして、忘れられた言葉を学校で教えている」とあり、イラストには指示棒片手に象形文字を教えているファラオ先生の姿が。また、フランス生まれでチョウを思わせるふさふさ耳がチャームポイントのパピヨンを紹介した文章には「晴れた日には、パピヨンがエッフェル塔のまわりを飛びまわっているのが見える」と書かれていたりします。それぞれの犬たちの個性や特徴がジョークによって一層引き立つ形になっていて、まことに上手いなあと感心しきりでした。<br />
さらに、本書には犬の仲間ではないヤツも２種、紛れ込んでいたりします。そのうちの１つである猫のセリフもまた、実に愉快なのであります。</p>

<p>可愛らしくてニンマリ笑える絵本としても楽しめる本書ですが、いろいろな情報がしっかり盛り込まれているのもありがたいところです。<br />
ドーベルマンはもともと、ドイツの税金徴収官が税金を滞納されないようにしたいと考えてつくりだした品種であったということや、ポメラニアンはかつては北極地方でソリを引いていた大型犬で、品種改良により今のような小型の愛玩犬になったということを、本書で初めて知ることができました。図鑑としてもなかなか、役に立つ一冊です。<br />
なにより、犬にはこれほど多くの種類があって、それぞれが実に個性的で愛すべき存在なのだ、ということがよくわかったのは、大きな収穫でありました。</p>

<p>そうそう。ちょっと早いのですが、来たる2018年は戌年。犬好きの方はもちろん、わたしのような猫派の方も、特にどちら派でもないという方も、本書で楽しい戌年をお過ごしになってみてはいかがでしょうか。</p>

<p>Posted from スタッフ押川</p>]]>
        
    </content>
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    <title>子ども以上にオトナがハマる？ふしぎ探究雑誌『月刊たくさんのふしぎ』</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/2017/11/post-24.php" />
    <id>tag:www.iwakiri-shoten.com,2017:/blog//10.87</id>

    <published>2017-11-16T22:16:21Z</published>
    <updated>2017-11-16T22:16:21Z</updated>

    <summary>こんにちは。スタッフ押川であります。 『こどものとも』シリーズや『かがくのとも』...</summary>
    <author>
        <name>岩切書店</name>
        <uri>http://www.iwakiri-shoten.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="絵本" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/">
        <![CDATA[<p>こんにちは。スタッフ押川であります。</p>

<p>『こどものとも』シリーズや『かがくのとも』など、福音館書店が発行している月刊絵本雑誌の中でも、とりわけ異彩を放つ存在といえそうなのが『月刊たくさんのふしぎ』でしょう。<br />
「自然や環境、人間の生活・歴史・文化から、数学・哲学まで。あらゆるふしぎを小学生向きにお届けする科学雑誌」（版元サイトの紹介文より）という触れ込みの『たくさんのふしぎ』。小学生向きと謳ってはいるものの、しばしば「これは子ども以上にオトナのほうが面白く思えるんじゃね？」というようなテーマを扱ったりしていて、なかなか油断がならないのです。<br />
今月発売された12月号「昭和十年の女の子  大阪のまちで」（牧野夏子・文、鴨居杏・絵）もまた、子ども以上にオトナが楽しめそうな内容の一冊であります。</p>

<p><img alt="" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/slproImage/slooProImg_20171117071555.jpg" width="500" height="667" class="slooProImg" /></p>

<p>大阪の小学４年の女の子・モモちゃんが、ひいおばあちゃんのスミ子さんから古いアルバムを見せてもらいます。モモちゃんと同じ10歳だった頃のスミ子さんとその家族を写した写真は、どれも白黒。でも、スミ子さんが語る昭和十年の大阪のまちには、華やかな色が溢れていたのです・・・。<br />
本作「昭和十年の女の子」は、スミ子さんの思い出ばなしという形を借りながら、昭和初期に大阪で花開いていた華やかな戦前のモダン都市文化を、当時を物語る豊富な写真とともに再現していきます。</p>

<p>大阪で地下鉄が初めて開通したのが昭和8年。梅田と心斎橋を５分で結んだという「高速地下鉄」のことが、今も保存されている当時の車両や、絵はがきなどの写真で紹介されています。景品としてつくられたという紙製のメリーゴーラウンドは、地上の街と地下鉄、さらには空を飛ぶ飛行機が立体的に表現されていて、なかなか楽しそうです。<br />
その地下鉄の駅から地下通路で繋がっていたのが、心斎橋の大丸デパート。大丸が出していたおもちゃの新聞広告や、年末年始用の品物や催し物を列挙した商品カタログからは、生活を楽しむことを覚えはじめたのであろう、当時の人びとのウキウキ感が伝わってくるかのようです。</p>

<p>昭和初期の子どもたちを楽しませた娯楽の筆頭だったのが、映画。本作には、当時人気子役だったシャーリー・テンプルの主演作や、「ポパイ」や「ベティ・ブープ」といったアニメ映画（いや、ここはやはり「漫画映画」と呼んでおきましょう）、さらには特撮怪獣映画の古典『キング・コング』といった作品の広告が載せられています。<br />
雑誌文化も花盛りでした。女の子向けの『少女の友』に付いていた、ケース入り栞セットや花のカードゲームは、カラー印刷がまことに美しくて惹かれるものがありました。また、小学館の学習雑誌『小学◯年生』も、すでにこの時代には出ておりました。</p>

<p>そして、子どもたちの舌を満足させていたお菓子の数々。そこには、「明治ミルクチョコレート」や「グリコ」「森永ミルクキャラメル」、そして鹿児島生まれの「ボンタンアメ」といった、現在でもおなじみのお菓子がいろいろと見受けられて、その息の長さにしみじみ感慨を覚えます。<br />
豊富に織り込まれた資料写真の数々もさることながら、鴨居杏さんによる淡い色彩の絵もまた、昭和初期の雰囲気に良く合っていていい感じでありました。</p>

<p>モダン都市文化といえば、東京の銀座あたりがすぐに思い浮かぶのですが、大阪にも実に豊かで華やかな都市文化がしっかりと存在していたということを、本作で知ることができました。<br />
それから数年後には戦争の時代となり、華やかなモダン都市文化も「ぜいたくは敵だ」や「欲しがりません勝つまでは」といったスローガンとともに影を潜め、途切れてしまうこととなります。そう考えると、豊かで華やかな都市文化を楽しむことができる、平和な時代のありがたさも、本作を読んで感じることができました。</p>

<p>子どものみならず、オトナの好奇心もそそってくれる『月刊たくさんのふしぎ』。まだ読んだことがないという皆さま、ぜひ一度、お手にとってみてくださいませ。</p>

<p>Posted from スタッフ押川</p>]]>
        
    </content>
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    <title>NHK『100分de名著』で、わが座右の書『人生論』（バートランド・ラッセル）が取り上げられます！</title>
    <link rel="alternate" type="text/html" href="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/2017/11/nhk100de.php" />
    <id>tag:www.iwakiri-shoten.com,2017:/blog//10.85</id>

    <published>2017-11-05T22:25:11Z</published>
    <updated>2017-11-05T22:34:49Z</updated>

    <summary>こんにちは。スタッフ押川であります。 NHK・Eテレで放送されている、文学や哲学...</summary>
    <author>
        <name>岩切書店</name>
        <uri>http://www.iwakiri-shoten.com/</uri>
    </author>
    
        <category term="スタッフ一押し本のご紹介" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/">
        <![CDATA[<p>こんにちは。スタッフ押川であります。</p>

<p>NHK・Eテレで放送されている、文学や哲学・思想などの古典をわかりやすく解説する番組『100分de名著』。今月はイギリスの数学者・思想家であり、アインシュタインとともに平和運動にも取り組んだバートランド・ラッセルの『幸福論』（安藤貞雄訳、岩波文庫）を取り上げるんだそうです。</p>

<p><img alt="" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/slproImage/slooProImg_20171106072451.jpg" width="500" height="667" class="slooProImg" /></p>

<p>実はこの本、わたしにとっては座右の書といってもいいくらい、お気に入りの一冊なのです。番組で取り上げられるということで、いまあらためて読み返しているところです。</p>

<p>「幸福論」と銘打った書物はいろいろとあるのですが、いささか説教くささのある宗教的なものや、もってまわったもの言いの哲学的・文学的なものが多かったりいたします（むろん、それらの中からも有益な知恵を汲み取ることはできるのですが）。それに対してラッセルの『幸福論』は、あくまでも「合理的・実用主義的（プラグマティック）な幸福論」（巻末の訳者による解説より）であるというところに、わたしは強く惹かれます。<br />
合理的かつ実用主義的であるがゆえに、本書の語り口は実に明快で具体的。現代の日本に生きるわれわれも、ここから多くのヒントや知恵を得ることができるに違いないでしょう。</p>

<p>競争、疲れ、ねたみ、被害妄想、世評に対するおびえ・・・。現代人を悩ませ、わたし自身の心もしばしば苛んでいる、これら不幸の原因についての分析を読んでいると、原書が1930年に刊行されたものとは思えなくなってきます。<br />
ねたみの結果期待される「公平」とは「不運な人たちの快楽を増すよりも、幸運な人たちの快楽を減らすことを旨としている」、ひいては「公的生活をも破壊するものである」と述べられているところ。また、「重大な問題でもささいな問題でも、他人の意見が尊重されすぎている」ことにより「自ら進んで不必要な暴力に屈」して「あらゆる形で幸福をじゃまされることになる」という記述。いずれも、今の日本の少なからぬ人びとが抱えている状況と重ならないでしょうか。</p>

<p>本書の後半で、ラッセルが幸福獲得の条件として強く説いているのが、「自分の殻に閉じこもらずに、外の世界に関心と興味を向けること」です。<br />
「幸福な人とは、客観的な生き方をし、自由な愛情と広い興味を持っている人である」と定義するラッセルは、幅広い事柄へ関心と興味を向けることの効用を、随所で熱っぽく語っています。そのことばには大いに共感し、かつ励まされるところが多々あります。<br />
中でもわたしが強く共感することばは、以下の２つです。</p>

<p>「人間、関心を寄せるものが多いほど、ますます幸福になれるチャンスが多くなり、また、ますます運命に左右されることが少なくなる。かりに、一つを失っても、もう一つに頼ることができるからである。」</p>

<p>「幸福の秘訣は、こういうことだ。あなたの興味をできるかぎり幅広くせよ。そして、あなたの興味を惹く人や物に対する反応を敵意あるものではなく、できるかぎり友好的なものにせよ。」</p>

<p>人生への熱意を取り戻し、もっとしなやか、かつ楽しく有意義に生きていくためにも役立ってくれそうな、ラッセル流の幸福への処方箋。ぜひとも、多くの人に読まれてほしいと願います。そしてわたし自身も、思考と視野が狭くなっているようなときには本書に立ち返り、精神の糧としていきたいとも思います。<br />
『幸福論』を取り上げる『100分de名著』の放送は、きょう11月6日からです。どのような切り口で紹介されるのか、楽しみに観てみることにしたいと思います。</p>

<p>Posted from スタッフ押川</p>]]>
        
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    <title>宮崎日日新聞さま、取り上げていただき本当にありがとうございます！</title>
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    <published>2017-11-01T22:28:57Z</published>
    <updated>2017-11-01T22:36:08Z</updated>

    <summary>こんにちは。スタッフ押川であります。今回はまことに手前味噌な内容で恐縮なのですが...</summary>
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        <name>岩切書店</name>
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        <![CDATA[<p>こんにちは。スタッフ押川であります。今回はまことに手前味噌な内容で恐縮なのですが・・・。</p>

<p>10月29日付の宮崎日日新聞「日曜論説」欄が、当店とその取り組みのことを取り上げてくださったのです！そしてその冒頭部分で、熊本地震の影響で休業を余儀なくされていた熊本市内の書店「金龍堂まるぶん店」さんについて綴った、昨年9月29日の当スタッフブログの記事についても触れてくださっていたのです！</p>

<p><img alt="" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/slproImage/slooProImg_20171102072854.jpg" width="500" height="667" class="slooProImg" /></p>

<p>・・・ですが、実にうかつなことというか申し訳ないことに、わたしは掲載当日、この論説記事をすっかり見逃しておりました（読書面はチェックしていたんだけどなあ。大汗）。翌日の朝、社長や同僚から記事のコピーを見せられて、わたしはようやくこのことを知るに至ったのでありました。ああお恥ずかしい・・・。</p>

<p>「本屋のある町」と題されたこの論説は、地震のあと地域の方々から再開を強く望まれていた、熊本の「まるぶん店」さんの話題から、文化的な潤いで人々をつなぐ「町のオアシス」としての書店の役割について言及します。<br />
そして、絵本の普及や保育環境の充実といった当店の取り組みを紹介してくださった上で、「図書館とは役割の異なる書店の新たな試みを見守りたい」と述べておられます。<br />
とても嬉しく、また書店に勤める人間の端くれとして身の引き締まる思いが湧いてくる論説でした。</p>

<p>ですが、わたしが何よりも嬉しく思ったのは、熊本の「金龍堂まるぶん店」さんのことを、宮崎の皆さまに広く知っていただく機会をつくってくださったことでした。<br />
地震の影響で休業を余儀なくされる中、これほどまでに多くの方々から愛され、再開を強く望まれていた本屋さんがあるということを、一人でも多くの皆さまに伝えたい・・・という思いで、わたしはあのブログ記事を書きました。<br />
それを受け止めていただき、さらに多くの皆さまに「まるぶん店」さんのことを知っていただく機会をつくっていただいたことが、わたしには何よりも嬉しいのです。<br />
論説をお書きになった宮崎日日新聞論説副委員長・西山昌彦さんには、感謝してもしきれないくらいです。本当にありがとうございます！</p>

<p>そうそう。これはぜひ、あらためて申し上げておかなければ。<br />
多くの方々からの熱烈な後押しもあって、「金龍堂まるぶん店」さんは被災から７ヶ月後の11月、見事に再開を果たしました。<br />
また熊本を訪れる機会をつくって、ぜひとも「まるぶん店」さんに立ち寄らなければ、と思っております。</p>

<p>Posted from スタッフ押川</p>]]>
        
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    <title>子どもと一緒に本を楽しむ秘訣を親しみやすく伝える、読書教育指南書＆ブックガイド『子どもを本好きにする10の秘訣』</title>
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    <published>2017-10-19T23:25:43Z</published>
    <updated>2017-10-19T23:29:10Z</updated>

    <summary> またまたご無沙汰しておりました。スタッフ押川であります。 「もう小学生になった...</summary>
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        <name>岩切書店</name>
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    </author>
    
        <category term="スタッフ一押し本のご紹介" scheme="http://www.sixapart.com/ns/types#category" />
    
    
    <content type="html" xml:lang="ja" xml:base="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/">
        <![CDATA[<p><br />
またまたご無沙汰しておりました。スタッフ押川であります。</p>

<p>「もう小学生になったんだから、絵本は卒業ね」「読み終わったの？じゃあ、どんな話で、どう思ったのかを説明してみて」「途中でやめるの？一度読み始めたんだから、最後まで読みなさい」「またそれ読んでるの？いい加減、ほかのを読んだら」・・・<br />
本好きな子どもになって欲しいがために、ついつい口にしてしまう上のようなことば。実はこれらのなにげないひと言こそ、子どもをかえって本嫌いにさせてしまう「NGワード」なのだということを指摘するのが、今回ご紹介する『子どもを本好きにする10の秘訣』（高濱正伸・平沼純著、実務教育出版、本体1400円）です。</p>

<p><img alt="" src="https://www.iwakiri-shoten.com/blog/slproImage/slooProImg_20171020082541.jpg" width="500" height="667" class="slooProImg" /></p>

<p>本書は、本好きな子どもに育ってもらうために必要な考え方や役立ちそうなノウハウを、親しみやすい語り口で伝えてくれます。子どもがいない・・・どころか結婚する見込みすらない（苦笑）わたしですが、読んでいて大いに共感したり、参考になるところの多い一冊でした。</p>

<p>冒頭に挙げたようなことばが、子どもを本嫌いにさせてしまう原因について、著者は「本というものをあまりにも短絡的に、何らかの学習の手段＝『教具』として考えすぎてしまっているからだ」と指摘します。<br />
そして、重い障がいを持って生まれながらも、たくさんの絵本を両親から与えられ、それらを楽しんだことで高い言語能力を伸ばすことができたニュージーランドの少女、クシュラの例を引きながら「あくまで『楽しさ』を根底に据えてこそ、結果的に学びとなるものが多くなる」と説き、読書を何かの「手段」ではなく、それ自体を「目的」として、子どもと一緒になってひたすら楽しむことに徹することを提案します。この姿勢に、まず強く共感いたしました。</p>

<p>子どものための本選びについても、実に有益なアドバイスを与えてくれます。<br />
たとえば「おやつの本」と「ご飯の本」の話。「おやつの本」とは、「見た感じはなんとも人目を引くような作り」で「中身はたしかにさまざまな事件や出来事が起きて勢いよく読める」けれども「一生ものの栄養になるようなものは得られない」本のこと。それに対して「ご飯の本」は、「子どものためにとことん考え抜かれた作りになっていて、物語世界にどっぷりと浸ることができ、一生の栄養になるような骨太な力を得られる本」であると定義します。<br />
その上で、「ときには『おやつの本』があってもいいと思います。しかし、大切なのはバランス」だとして、時代を越えて読みつがれてきた、歯ごたえのあるロングセラーである「ご飯の本」の楽しさを子どもたちに知ってもらいたい、と熱っぽく語ります。</p>

<p>また、大人目線での「泣ける話」を子どもに押しつけないで、という主張にも共感いたしました。大人の側が「子どもに大切なことを教えるために本を読ませよう」と意気ごむことで、本を読むことが途端に「道徳的義務」と化してしまい、その結果子どもは本からますます遠ざかっていく、と著者はいい、「子どもたちに必要なのは『感傷』ではなくて『感受性』」だと力説します。</p>

<p>最後の章では、読書によって身につく「９つの力」について詳しく述べられています。インターネット検索では得られない時空を越えた「知恵」や、見えないものをイメージする「想像力」、自分とは違う多様な価値観への気づき・・・。とりわけ、「一冊の本をとおして、直接的にも間接的にもさまざまな『つながり』が生まれる」という話には、しみじみと希望が湧いてくるのを感じました。<br />
そういった、読書によって得られるものの大切さを説く一方で、著者はあえて「本とは決して『読まなければならない』ものではない」とも主張します。「『読書のための読書』になるのは避けるべきであり、『いい本を読む』よりも『いい人間になる』ことのほうがはるかに大切なのは、言うまでもありません」と、読書が必ずしも万能ではないということを述べるところにも、著者の読書に対する確かな哲学が感じられました。</p>

<p>そして本書の目玉ともいえそうなのが、著者が「自信をもっておすすめできる」という291冊の絵本、児童書を８つの分野に分け（一部を除いて）表紙の写真や簡単な概要とともに紹介したブックリストです。<br />
日本と世界の昔話や神話、『ピーターラビットのおはなし』『はてしない物語』『あしながおじさん』『西の魔女が死んだ』といったド定番作品から、知る人ぞ知る名著まで。いずれの作品も、子どもはもちろん大人も楽しめそうなラインナップとなっていて、本選びの参考になりそうです。</p>

<p>読書教育の指針としてだけでなく、本と読書に対するしっかりした考え方に裏打ちされた読書論やブックガイドとしても読むことができる本書。子どものいる親御さんはもちろん、子どものいない方にもオススメしておきたい一冊であります。</p>

<p>余談ながら、本書の存在をわたしに教えてくれたのは、当店の同僚女子であります。本書を教えてくれたことに感謝するとともに、このような良書の存在を見出したことに深く敬意を覚えるのであります。<br />
</p>]]>
        
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